アルカリ性の電解液の反応(水酸化カリウム)
陽極 2Pb+4OH- → 2PbO+2H2O+4e-
鉛陽極が酸化反応を行う事により、陰極での還元反応を助けます。酸素により陽極で燃焼が発生しいるかの如く振舞い電流を発生するので、燃料電池式とも呼ばれます。陽極での酸化、陰極での還元反応を同時に引き起こし、鉛1原子に対し電子2個が発生します。
陰極 O2+2H2O+4e- → 4OH-
酸素分子1に対し電子4を受取り、還元反応が起こります。陰極では酸素と水分だけが反応するので、不活性金属であるプラチナ、金、銀等が陰極として使用されます。
上記の反応により発生する電流値は、透過酸素量に正比例することから、測定対象ガスの酸素濃度を測定する事ができます。
酸性の電解液の反応(酢酸)
陽極 2Pb+4OH- → 2PbO+2H2O+4e-
陰極 O2+2H2O+4e- → 4OH-